ホーム > 臨床研究のご案内

臨床研究とは    〜 Clinical Research 〜

新しい診断法や治療法は、まず、基礎研究や動物実験などで、その効果や安全性が確認されます。しか し、その結果がどんなに優れていても、すぐに多くの患者さんに応用することはできません。動物実験等の結果がそのまま人にあてはまるとはかぎらず、効果が なかったり、副作用がでたりするかもしれないからです。
このため、健康な方や少数の患者さんにご協力いただき、これらの診断法や治療法の効果や安全性を調べることが必要となります。このように、ひとを対象とし た研究のことを臨床研究といいます。臨床研究によって有効性や安全性が確認されてはじめて、新しい診断法や治療法は、多くの人に使われるようになります。
なお、ひとの血液、尿や組織などを利用した研究や、治療の経過を観察する研究なども臨床研究に含まれます。

 
臨床研究ボランティアとは
臨床研究ボランティア会員募集中!

今後の医学の発展に貢献することに賛同して、臨床研究に参加される方を臨床研究ボランティアといいます。
臨床研究ボランティアのご協力によって、病態の解明や新しい診断法・治療法に役立つ情報が得られます。
そしてそれらは医療や医学研究の発展に寄与し、人類にとっての大きな財産へとつながっていきます。

臨床研究実施のルール

臨床研究は、参加される方々の人権を守り安全に実施されなければなりません。
そのためには、しっかりとしたルールが必要です。
臨床研究は、ヘルシンキ宣言に基づき倫理審査委員会で審査され、承認を得た研究だけが実施されます。


ヘルシンキ宣言

ヘルシンキ宣言とは、ひとを対象とした医学研究を行う際に守るべき倫理的原則を定めたもので、臨床研究にご協力いただく方々の人権を最優先に考えるべきことなどが盛り込まれています。

倫理審査委員会

医学や薬学の専門家の他に、法律などの専門家、研究機関と利害関係のない方、一般の方などから組織された委員会です。その研究が科学的に実施する価値のある研究か、研究に参加する方々の人権と安全が守られるかなどについて、審査します。



分子イメージングとは    〜 Molecular Imaging 〜

分子イメージングは、分子生物学が明らかにしてきた生体の機能とその異常を画像として捉える新しい学問です。
ポジトロン断層撮像法(PET)や磁気共鳴画像(MRI)および機能的磁気共鳴画像(機能的MRI)、さらには光イメージングなど、分子の活動を可視化するイメージング技術を結集し、それを医学へ応用する研究領域です。
分子イメージングにより、様々な病気やがんなどを早期に診断し適切な治療に結びつけることができると期待されています。

 
PETとは

極微量の放射性同位元素を利用する核医学検査のひとつで、SPECTなど他の核医学検査と同様に、生体の機能を観察するための検査法です。
主に中枢神経系における血流や代謝の観察の他、腫瘍組織における糖代謝の上昇を検出することにより癌の診断にも利用されています。
CTとPETを比較すると、CTでは外部からX線を照射して全体像を観察しているのに対して、PETなどの核医学検査では生体内部の放射性トレーサーを観察しているという違いがあります。PETは生理的な情報が得られることから機能画像とも呼ばれています。

MRIとは

ある原子核が磁場中で特定波長の電磁波エネルギーを共鳴吸収し、次いでこれを電磁波として放出する現象を利用して生体内部の情報を画像化する方法で、主に組織の形態を観察するために用いられます。
断層画像という点ではX線CTと一見よく似た画像が得られますが、CTとは全く異なる物質の物理的性質に着目した撮影法であり、CTで得られない情報が多く得られます。

機能的MRIとは

MRI装置を用いて、脳の活動に関連した血流の変化を視覚化することにより、脳活動を画像化する方法の一つです。
機能的MRIで測定可能な脳機能としては、運動、感覚、高次機能(言語、想像、情動、記憶)などがあります。