国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構
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頭蓋底腫瘍

頭蓋底腫瘍に対する重粒子線治療について

適応症

頭蓋底腫瘍への重粒子線治療は、保険診療として行われています。
脳腫瘍への重粒子線治療は現在行っておりません。

疾患名適応
1頭蓋底腫瘍切除非適応の頭蓋底腫瘍(脊索腫、軟骨肉腫など)

頭蓋底腫瘍に対する重粒子線治療は2016年4月から保険適用となっています。頭蓋底腫瘍は希な疾患ですが頭部の深い部位から発生し、周囲に脳や神経、血管などが近接するため手術での完全切除が難しい病気です。また通常の放射線治療や薬物療法にも抵抗性であるため重粒子線治療が期待される疾患です。手術での完全切除が困難な場合、手術を希望されないときに重粒子線治療が適応になります。また他臓器への転移がなく、病変が頭蓋底にとどまっていることが必要です。
脳腫瘍に対する重粒子線治療は以前に臨床研究として行われていましたが、現在は臨床研究、先進医療とも行っていません。

治療実績

疾患名期間例数
頭蓋底腫瘍1997-2018/790