がん登録とは、当院で診断・治療等を受けた入院・外来を問わず全てのがん患者さんのがんについて情報を収集し登録を行い分析する仕組みです。
当院では2020年症例より国で定めた情報収集の基準「院内がん登録 標準様式2016年版」に則り、国立がん研究センターの認定実務者が登録しています。
情報は、全国にがん診療連携拠点病院をどのくらい整備したらよいか、がん検診が効果的に実施されているかなど、国のがん対策や都道府県の地域医療計画にも活かされています。
院内がん登録は、病院でがんの診断・治療等を受けた全ての患者さんについて、がんの種類(部位・組織型)・病期・受診経緯・治療内容・予後などの情報を登録する仕組みです。
当院は、がんの高度先進医療機関(全県対応型)です。また、2020年度より小児がん診療連携病院として「小児がん拠点病院等の指定要件」により、院内がん登録の実施が義務付けられ、2020年症例より院内がん登録を行い、院内がん登録集計結果を国立がん研究センターに提供しています。
当院におけるがん診療の把握、特徴や問題点を明らかにすることで、がん診療の質の向上と、がん患者さんへの的確な情報提供および国のがん対策に役立てられています。
全国がん登録は、日本でがんと診断されたすべての人のデータを、国でひとつにまとめて集計・分析・管理する新しい仕組みです。
2016年1月より「がん登録等の推進に関する法律」の施行に伴い開始され、すべての病院と一部の診療所(都道府県が指定)において、患者さんのがんに関する情報を都道府県に提供にしています。
この制度により、居住地域にかかわらず全国どこの医療機関で診断を受けても、がんと診断された人のデータは都道府県に設置された「がん登録室」を通じて集められ、国のデータベースで一元管理されています。
収集されたデータは国や都道府県のがん対策、がん検診や治療の体制づくり、がん研究などに役立てられます。
より詳細な情報は下記に掲載されていますので、そちらもご覧ください。
・国立がん研究センターがん情報サービス
登録された情報につきましては、国で定められている「がん登録等の推進に関する法律」、「個人情報保護法」、「独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律(平成15年法律第59号)」を遵守し、プライバシーや権利が侵害されることのないよう適正かつ厳重に管理しています。
集計結果(2022年症例)
集計結果(2021年症例)
集計結果(2020年症例)
・院内がん登録について(PDF)
・院内がん登録とは(国立研究開発法人国立がん研究センターHP)
・国立がん研究センター がん情報サービス お問合せフォーム(国立研究開発法人国立がん研究センターHP)