国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構
QST病院(旧 放射線医学総合研究所病院)

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診療放射線技術室

診療放射線技術室について

診療放射線技術室では、高度な放射線治療・診断用の医療機器を多数使用しながら、安全で質の高い治療および検査を提供しています。また多くのスタッフ(診療放射線技師)が国際学会・国内学会への参加、専門・認定技師や学位(博士)取得など高度医療実践のため尽力しています。

診療放射線技術室
診療放射線技術室

設備

(平成31年2月現在)
設備名台数備考
重粒子線治療装置1台5ポート、3治療室
リニアック装置1台
密封小線源治療装置1台
X線シミュレーション装置1台
CT装置5台診断、治療計画(4台)
MRI装置3台1.5T、3.0T(2台)
PET/CT装置4台
PET装置1台
SPECT装置1台
血管造影装置1台
X線撮影装置5台
X線透視装置6台
歯科用X線断層撮影装置1台
歯科用X線撮影装置1台
ポータブル撮影装置1台

スタッフ

(平成31年2月現在)
職種人数
診療放射線技師30名
業務補助員3名

保有資格

(平成31年2月現在)
資格人数
第一種放射線取扱主任者15名
放射線治療専門放射線技師5名
放射線治療品質管理士3名
核医学専門技師2名
検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師1名
MR専門技術者1名
医学物理士1名

患者さんへ

診療放射線技術室は大きく以下の3部門に分かれています。

  • 重粒子線治療部門
  • 固定具・光子線治療部門
  • 画像診断部門

それぞれの業務概要を説明します。

重粒子線治療部門

重粒子線治療

重粒子線治療は、がん病巣にピンポイントで治療を行う最新の放射線治療です。その病巣に重粒子線を的確に照射するためには、毎回の位置決めの正確さが重要となります。また、重粒子線のエネルギーの確認、患者さんごとの治療前の測定などを行うことにより、毎日の精度管理にも貢献しています。2018年より回転ガントリによる照射も始まり、より負担の少ない治療が可能になっています。

回転ガントリ
回転ガントリ

固定具・光子線治療部門

固定具

放射線治療では、治療期間中の毎回照射する位置が正確に保たれている必要があります。特に重粒子線治療では、1mm単位の精度が要求されます。それには、治療時の患者さんの体位が毎回同じになる必要があります。重粒子線治療は、この体位確保のために患者さんごとに固定具を作製します。治療期間中は、この固定具を使用して治療を行います。作製のときは、患者さんの色々なデータを記録して、治療スタッフに連絡しています。

治療計画CTおよびX線シミュレーション

正確に放射線治療を行うために、体内の様子が分かるようにX線CTで体の輪切り画像を撮ります。この画像を基に、医師ががん病巣の位置情報を入力して治療計画が行われ、治療の位置決めの基準になる2方向のDRR(デジタル再構成)画像が作られます。リハーサルでは実際に治療するすべての体位・方向で、治療計画より作成されたDRR画像との位置照合を行います。

リニアック

リニアックは電気の力で放射線(X線、電子線)を作り出す装置です。体に傷をつけることはありませんので、痛みや熱などを感じることは全くありません。また、体への負担が少ないので毎日通院し、日常生活を送りながら放射線治療を行う方もいらっしゃいます。

密封小線源治療

密封小線源治療は放射線源を体のなかに入れてがん細胞を攻撃する方法のひとつです。まず、からだの中のがん細胞のある位置まで管を通して線源の通り道をつくり、放射線の量をコンピュータで計算し、管のなかに線源のとどまる時間を調整します。最後に、線源がついたワイヤーを離れた場所からコンピュータ制御することで、患者さんにとっても、医療スタッフにとっても安全な治療が可能となります。

画像診断部門

診断部門

画像診断は、放射線治療を行うにあたり疾患の正確な診断に寄与するため、必須のものとなっており、治療する範囲の決定をし、治療効果の判定に利用されています。当院で行われている画像診断にはX線を利用したX線単純撮影、X線透視撮影、X線CT検査やMRI検査などがあります。

核医学部門

放射線を出すお薬を注射して時間を置いた後、その体内分布を断層画像化する検査です。検査目的により使用する薬や装置、検査時間などが異なります。詳細はスタッフにお尋ねください。

PET/CT画像
PET/CT画像