国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構
QST病院

OPENCLOSE
  • 日本語
  • English
        

令和4年11月11日
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
量子生命・医学部門 QST病院

QST病院内における個人情報を含むUSBメモリの亡失について(第2報)

令和4年10月18日(火)に会見させていただいた、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構量子生命・医学部門QST病院(病院長:山田滋、以下「QST病院」という。)における「QST病院内における個人情報を含むUSBメモリの亡失について」につきまして、第2報をお知らせいたします。

○ 再発防止策について

 QST病院では、本事案発生後、再発防止に向けて、QSTの医療情報セキュリティポリシーを策定する医療情報セキュリティ委員会の下に、外部有識者を含むワーキンググループ(WG)を立ち上げ、再発防止に繋がる情報セキュリティの強化についての討議を重ねてきました。当該WGが取りまとめた検討内容を、医療情報セキュリティ委員会で慎重に吟味し、今般「医療情報セキュリティ強化策」としてとりまとめました。
 当該強化策においては、医療情報のセキュリティに係る組織体制の強化等の組織的対策、貸与USBメモリのセキュリティ強化等の技術的対策に加え、監視カメラの設置や施錠システムの厳格運用等の防犯対策等が具体的に盛り込まれています。

<主な具体策>
A.組織的対策

  • 今回の事案を含め最新の法令および技術動向を踏まえ、職員に対し講習会を複数回実施し情報セキュリティの意識を向上
  • 今回の事案への対応を含め「医療情報セキュリティ対策基準」を改訂
  • 「医療情報セキュリティ委員会」の委員に外部の有識者を含め強化

  • B.技術的対策
  • セキュリティ機能付きUSBメモリの利用を徹底し情報漏洩を防止
  • USBメモリやパソコンの利用履歴などを管理
  • 居室の入退室を電子的に管理

  • C.防犯対策の強化
  • 監視カメラを増設し防犯を強化
  • 居室の施錠および入退室について管理徹底
  • ○ 患者さん数の内訳について

     当該USBメモリに含まれている患者さんの個人情報データの精査を更に進めた結果、新たに確認された患者さん(214名)、匿名化されていた患者さん(268名)、並びにリスト上で重複があった患者さん(7名)が確認されました。
    (11月11日時点の情報)
    ①QST病院の患者さん
     3,145名(氏名、臨床情報(病名、治療情報等)等が含まれる)
      内 生年月日が含まれる患者さん:45名(188名中、明白な死亡者、外国籍等を除く)
      内 居住地域(市又は区まで)が含まれる患者さん:481名(509名中、明白な死亡者、外国籍等を除く)
      内 外国籍等の患者さん:186名
      内 既に亡くなられている患者さん:1,174名

    (10月18日時点での情報)
    ①QST病院の患者さん
     3,206名(氏名、臨床情報(病名、治療情報等)等が含まれる)
      内 生年月日が含まれる関係者:188名
      内 居住地域(市又は区まで)が含まれる関係者:509名

    ○ QST病院の患者さん・ご家族の皆様へ

     11月10日(木)をもって、郵送可能な該当するQST病院の患者さん全員へ、お詫び状を発送いたしました。

    第1報はこちら