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核医学検査Q&A

Q15:副腎の核医学検査で何がわかる?

A:クッシング(Cushing)症候群とクッシング病の描出、副腎皮質癌の描出、原発性アルドステロン症の検出、副腎皮質の形態的変化・機能評価、褐色細胞腫、神経芽細胞腫の検出に用いられます。

副腎皮質シンチグラフィ

ヨウ化メチルノルコレステロール131I(131I-アドステロール)の性質を利用しています。クッシング(Cushing)症候群とクッシング(Cushing)病の描出、原発性アルドステロン症の検出、副腎皮質癌の描出、副腎皮質の形態的変化・機能評価に用いられます。

検査方法

静脈注射2日前〜7日後まで毎日ルゴール液またはKI錠を投与します。撮像時は浣腸をしておきます。131I-アドステロールを生理食塩水か注射用蒸留水で2倍に希釈したものを背臥位にて30秒以上かけてゆっくりと静脈注射します。静脈注射後3日目,5日目,7日目,必要があれば10日目に10分間撮像を行います。

最終撮像後、位置確認のために99mTc-DTPAか99mTc-DMSAを静脈注射し、 腎イメージを撮像することがあります。撮像方向は後面像とします。

副腎髄質シンチグラフィ

メタヨウ化ベンジルグアニジンの131I標識物(131I-MIBG)の集積の性質を利用しています。褐色細胞腫、神経芽細胞腫の検出に用いられます。

検査方法

静脈注射2日前〜7日後まで、毎日ルゴール液を内服します。131I-MIBGを30秒以上かけてゆっくり静脈注射します。

静脈注射後24時間目,48時間目に撮像します。撮像の前には排尿を済ませます。


参考文献:
  1. 「核医学ハンドブック」鳥塚莞爾監修/小西淳二編,金芳堂 1996 ISBN4-7653-0832-4 C3047 p135-149

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