分子神経イメージング研究プログラム|MONI

脳機能イメージング研究部

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気分障害
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気分障害とはWhat are Mood Disorders?

気分障害とは気分または感情の変化を主症状とする疾患で、うつ病エピソードまたは躁病エピソードを生じます(下記)。またうつ病相と躁病相を反復して繰り返すものは躁うつ病と呼ばれています
 
気分障害の症状(うつ病エピソード)

■ 精神症状
- 抑うつ気分 : ゆううつな気分
- 精神運動抑制 : おっくうな気持ち、からだのだるさ

 

■ 身体症状
- 食欲低下と体重減少(あるいは、食欲増加と体重増加)
- 不眠(特に早朝覚醒)(あるいは、過眠)
- 性欲低下
- いろいろな体の不調(痛み、便秘、口の乾燥

 
気分障害の症状(躁病エピソード)

■ 精神症状
- 爽快な気分、上機嫌、怒りっぽさ、注意力散漫
- 行動量の増加、脱抑制的な行動

 

■ 身体症状
- 体重減少
- 不眠(眠くならない)
- 性欲亢進

 
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うつ病エピソードの治療に神経伝達物質の一つであるセロトニンの神経細胞内への再取り込みを抑える薬が有効であることが知られています。このためうつ病をはじめとする気分障害の原因としてこのセロトニン再取り込みを行う部位(セロトニントランスポーター)の異常に注目が集まっています。(左図)
 

当研究所ではこの体内のセロトニントランスポーターの量を測定できるリガンドを用いてうつ病および双極性障害(躁うつ病)の患者と正常の被検者のセロトニントランスポーターの量を調べました。

[11C](+)McN5652 は、これまでのリガンドと比較してセロトニントランスポーターに高い選択性と親和性を有しており、生体における測定を可能にしました。

下図は90分間の加算画像をしめしています。視床、線条体、中脳などに高いリガンドの集積をみることができます。

セロトニントランスポーターは多くの坑うつ薬の作用点であり、気分障害での変化が想定されています。

[11C](+)McN5652を用いたPETにより、視床でのセロトニントランスポーター結合を調べたところ、気分障害で結合が上昇していることがわかりました。

 
[11C](+)McN5652
[11C](+)McN5652
90分間の加算画像
90分間の加算画像
 
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