適応となっている疾患について

腎臓

腎臓がんの重粒子線治療の現状について

腎臓がんの治療法は、外科的切除が根治的治療の第一選択とされ、仮に転移があった場合でも、切除可能な場合は転移巣も含めて根治を目指して切除することが推奨されています。これまでの放射線治療は、術前・術後の併用療法や転移症例に対する緩和的治療として用いられるのみでした。その理由は、腎臓がんが放射線抵抗性腫瘍であることに加えて、腎臓周囲に耐容線量が低い臓器が多く、治癒を期待できる線量を投与するのが困難とされてきたからです。しかし最近、放射線治療装置および照射技術の発達により、周辺の臓器への放射線量を低減しつつ、病巣へ十分な放射線を照射する定位放射線治療が行われるようになり、比較的良好な成績が報告されています。しかしながらX線による長期経過観察後の成績は不明です。

重粒子線治療は1997年から開始され、X線治療よりもさらに腫瘍の部分だけに集中的に高い線量の放射線を照射可能で、周辺の臓器への影響をより少なくできます。さらに重粒子線治療には、X線よりも殺腫瘍細胞効果が高いことが実験で示されており、より高い効果が期待されます。

2013年から始まった12回照射による前向き臨床試験は2017年3月に終了しました。2017年10月からは、4回照射による新しい前向き臨床試験が行われています。

  1. 当院を受診していただくに際して

  2. 重粒子線治療の適応

  3. 重粒子線治療の方法
    重粒子線治療の流れ

  4. これまでの治療成績

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