ICRP: International Commission on Radiological Protection(国際放射線防護委員会)

【沿革・目的】

ICRPは専門家の立場から放射線防護に関する勧告をする国際的な学術組織で,非政府機関である点がUNSCEARやIAEAと異なっています。その歴史は古く、1925年の第1回国際放射線医学会議において発案され、1928年の第2回同会議において、国際X線ラジウム防護委員会(IXRPC:International X-ray and Radium Protection Committee)として設立されました。その後、1950 年に名称を国際放射線防護委員会と改め、現在に至っています。
ICRPの使命は、放射線の量と単位、放射線に関する専門用語、計測方法、電離放射線の安全で効果的な医学利用、放射線科学技術、そして人体の放射線からの防護に関する、国際的に認められる勧告を策定し普及させることです。ICRPが出す勧告は、日本を含む世界各国の放射線障害防止に関する法令の基礎となっています。

【活動内容】

ICRPは主委員会と5つの専門委員会(放射線の影響、放射線の線量、医療分野における防護、委員会勧告の適用、環境への防護)で構成され、科学データに基づいて放射線防護の考え方や指標となる数値を検討しています。また、それぞれの専門委員会は個別の課題を検討するための作業グループを擁しています。その結果は、ICRP報告や勧告という形で各国の専門家、規制当局に向けて公表されます。ICRPは、これらの報告や勧告の作成にあたり、(1)適切な放射線防護方策の基礎となる基本原則を考えること、(2)放射線防護を実施する責任を持つ専門家が、国による違い、地域的な違いなどを斟酌できるように、勧告には十分に柔軟性を持たせることを基本方針としています。

【放医研からの協力】

米倉義晴(理事長)が第3専門委員会(医療分野における防護)の、酒井一夫(放射線防護研究センター長)が第5専門委員会(環境への防護)の委員を、それぞれ務めています(2014年8月現在)。

連絡先

放射線医学総合研究所 企画部国際連携推進室

〒263-8555 千葉市稲毛区穴川4-9-1
Tel:043-206-3025 Fax:043-206-4061
E-mail:kokusai@nirs.go.jp

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