ごあいさつ

放射線と人に関わる研究60年
健康と安心に向き合って

放射線医学総合研究所は2017年(平成29年)7月をもって創立60周年を迎えることになりました。

設立の背景には、広島・長崎への原爆投下、1954年3月のビキニ海域での第五福竜丸乗組員の被ばくなどで、放射線の人体への影響や予防に対する関心の高まりがありました。その一方で、X線撮影が広く使われるようになるなど、放射線の医学利用も期待されていました。

このような背景から、1957年(昭和32年)に科学技術庁の附属研究所として千葉市の稲毛の地に設立されて以来、放射線が人体に及ぼす影響や障害を、安全と医学利用の両面から明らかにする研究開発を続けてきました。

これからも、放医研はそのミッションである、放射線の人体への影響・予防、並びに放射線の診断・治療などの医学利用に関する研究開発を総合的に推進するとともに、放射線に関わる科学者と技術者の養成、放射線教育への支援さらには原子力災害対策と放射線防護研究を推進する中核機関として、広く社会に貢献してまいります。

そして、量子科学技術研究開発機構 放射線医学総合研究所となった今、量子科学技術も活用して研究を進め、医学利用分野の最先端技術の開発や、量子生命科学という新たな学術分野の創造にもチャレンジしてまいります。

量研機構放医研のさらなる発展にお力添えとご理解を賜りますようお願い申し上げます。

国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構
放射線医学総合研究所
所長 野田 耕司

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